薬王堂気まぐれ通信使№824  2021-4-18
Yakuoudo Capricious Communications Satellite

コロナ禍で集合の難しい中、広島自然観察会の月例会は下帝釈峡で行われました。
広島県の北東、岡山県側山間部に石灰岩地域があり長年の浸食によって帝釈峡谷が形成されました。
ここには貴重な植物が多く私も何度か訪れたことがあります。
今回は紅葉橋付近の駐車場から永野村まで車で移動し永野小学校から神龍湖の見える山道を歩いてみました。


木造校舎の永野小学校は今、閉校されているようです。
足元に園芸植物のヒナソウらしい植物がありました。


永野小学校校舎


道すがらセイヨウタンポポヒレアザミナンテンハギ・ノアザミ・アオキなどが見れます。
この地域特有のマムシグサは小葉が卵型のタカハシテンナンショウと思われます。
山道に入ってきました。
青花いスミレは距の部分が白いのでオオタチツボスミレと教わります。

ムラサキケマン
リョウメンシダ
ハナイカダ
ミズキ
ヤマブキ
オウレン
ナガバモミジイチゴ
クロモジ
エゾユズリハ
アキギリ


ウコギ
マルバスミレ (白花・ヒカゲスミレ?)
イワガネゼンマイ
イヌツゲ(モチノキ科)
そろそろ石灰岩特有の植物も目につき始めます。
クモノスシダ
ヒメカナワラビ 葉の裏 (別名キヨスミシダ)
トチバニンジン
シラガシダ 葉柄毛の一部が白い (別名キヨスミヒメワラビ)
スズシロソウ
ヒカゲスミレ 
コタニワタリ
ネコノメソウ (ミヤマネコノメソウ?)
ワサビ
ハナネコノメ


イチリンソウ


イチリンソウ  
ウマノアシガタ
キビシロタンポポ (シロバナタンポポの総苞は開くが本種は開かない)
オドリコソウ
カテンソウ
ヒメウズ
ハコベ
トウダイグサ
クサノオウ
オオアマナ (園芸種)
ヤマトレンギョウ
シャクヤク (植栽)
ウコン (黄色の八重桜品種名)
ウバユリ
ギシギシ
ニワトコ
ウグイスカグラ
カヤ (葉先が割れず触ると痛い)
オオバタネツケバナ
オオタチツボスミレ
カマツカ
タチツボスミレ
ヤマエンゴサク

道路の真ん中にヒミズが息絶えていました。
小さな目があります。


ヒミズ



スズメノヤリ
スズメノエンドウ
カラスノエンドウ
カスマグサ
ヤマナシ
クリ
フラサバソウ
モミ (葉先が割れる)
カキドオシ
ツルカノコソウ 
ホタルカズラ
ゴマギ
ササクサ
ヘビイチゴ (葉の一部に欠刻がある)
ヤブニンジン

動物のウン〇にオオセンチコガネが抱きついています。

カノコソウ
ニシキゴロモ? それともジュウニキランソウ


ニシキゴロモ? ジュウニキランソウ?


ニリンソウ

神龍湖



ジュウニヒトエ
ヒトリシズカ  キビヒトリシズカ?
オオキツネノカミソリ
ボケ
カイドウ
コクサギ
オオバイカイカリソウ  
フタバアオイ  
キケマン? 
ミヤマハコベ
コンロンソウ 
オオキヨズミシダ (石灰岩地域にはよく似た小形で裂片切れ込みの多いヒメカナワラビや大形のオニイノデがある)
イノデ
クマワラビ
ヒラオヤブソテツ
シャク 
ラショウモンカズラ
ベニシダ
シシウド
フキ
ヤマルリソウ


ヤマルリソウ

キヅタ
シュウメイギク (園芸種)
チョウジガマズミ


チョウジガマズミ

帝釈峡・薬師堂の解説
ミツバウツギ
チョウジザクラ
メギ
オオツクバネウツギ
ミヤマナルコユリ
トリガタハンショウズル
イワツクバネウツギ
チョウセンヒメツゲ (ツゲ科 葉柄や若枝に微毛あり、ツゲには無い)
オニヒョウタンボク  
キビノクロウメモドキ
チョウジザクラ
ニホントカゲ
イチョウシダ
エンレイソウ 
カタクリ
ケスハマソウ
トリカブト =サンヨウブシ?
ギンリョウソウ

などなど・・
天候不良で途中、雨は降るし歩くのに苦労しましたが指導員の方々有難うございました
帝釈峡から昔通ったことのある旧道を楽しみながら帰路につきました。


田植えの準備をする永野村

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